漆の学校(ワークショップ)

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漆をまとう暮らしの道具。「漆具しっく

 

金継きんつぎワークショップ

金継ぎとは、割れてしまったり、一部欠けたうつわを、漆を使って接着、補修をし、その上に金粉を蒔いて加飾することでうつわに新しい「景色」を生み出します。
日本独自の美意識により、補修の跡を「景色」に見立てて、そこに新たな「価値」と「美しさ」を生み出す、日本が誇る漆による伝統的な技法です。

漆具による「金継ぎワークショップ」では、天然の漆を使って、実際の漆の仕事と同じ工程、技術を省略することなくお伝えいたします。
そのため、仕上がりまでに要する期間は、小さな欠けのある状態のようなうつわを用いる場合でも最短で5回程度の受講回数が必要となります。
漆を使用して「欠け」などを繕った場合、漆がしっかりと固まるまで1週間は「むろ」の中に入れておくため、次回の受講予約の間は1週間以上空けてお考えください。

 

 

金継ぎの手順

金継ぎは、基本的に以下の手順で行います。
目的や状況に合わせて添加配分や道具を変更して対応します。

  1. 割れの接着
    割れた破片の接着面の角をヤスリで面取りをし、糊と生漆(キウルシ)に少量の地の粉を加えて練った「糊漆」を塗り、張り合わせて一週間以上漆室に入れて固化させる
  2. 大きな欠けの埋め
    漆を厚塗りすると乾きが遅く、縮んで表面が平滑にならない為、糊漆・刻苧(コクソ)綿・木粉を混ぜた刻苧漆で欠けた部分を埋め漆室に入れて固化した後彫刻刀などで削って整形する
  3. 小さな欠け、凹みの埋め
    生漆に砥の粉と水を加えて練った錆(サビ)漆を割れに沿って塗布し漆室に入れて固化させ、その後サンドペーパーや木賊(トクサ)等で削って平坦にする
  4. 下地作り
    錆漆等で平坦もしくは目的に合った形に整えた漆塗膜に黒漆を塗り、均等な漆肌を作る
  5. 金粉撒き
    金粉の発色をよくするため、弁柄(ベンガラ漆を塗布する
    修復部分を美しく装飾するため、塗布した弁柄漆の表面が固まる前に上から金または銀、白金などの金属粉を撒いて漆塗膜に定着させ漆室に入れて固化させる
  6. 粉固め
    金粉蒔きした時の余分な粉を払い、蒔いた金属粉を漆でコーティングするため、生漆を薄く塗りウエスで拭き取り漆室に入れて固化させる

 

金継ぎワークショップ詳細と申込方法


[参加費] 1回 3,500円(材料費込)
[日 時] 第1、第3水曜 及び、 第1日曜、第3月曜
[時 間] 各日9:30 ~ 11:30 / 13:30 ~ 15:30
[定 員] 各回最大6名

 

仕上がりまでの目安

省略せずに順序立てて漆を使う工程を進めますので、仕上がりまでは小さな欠けのある状態を金継ぎする場合でも最短で5回を目安にお考えください。

 

参加される方へ

コース制ではございませんので、参加可能な日の予約を取ってお越しください。また、漆を使用して「欠け」などを繕った場合、漆がしっかりと固まるまで1週間は「室」の中へ入れておくため、予約日と次回の予約日の間を1週間空けてお考えください。

漆を使用しての作業の際に肌に直接漆が触れないように、長袖の汚れてもよい作業用着で、エプロンをご持参ください。

金継ぎをしたいうつわが複数ある場合は、直接個々のうつわの状態を見て経験値にあったものをお選びしますので、ひとまずお持ちください。

 

準備・用意するもの

ご自身がお持ちの「割れ」「欠け」のある陶磁器をご持参ください。お持ち頂くのは3個程度を目安にしてください。
うつわをお持ちでない方も、こちらで準備することも可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

申込方法

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講師紹介

森野春彦

昭和48年生まれ。鎌倉在住
20年以上、鎌倉彫で主に塗師ぬしやとして、身につけてきた経験を余すことなくお裾分けします。